気づけば、一ヶ月がたっていた。
最後にブログを更新したのがいつだったか確認してみると、一ヶ月以上前だった。
時間がたつのは早い。
早すぎる。
たぶん時間のほうも、こちらが気づかないうちに急いでいるのだと思う。
前回、家にあったマットレスを発見した。
あの時は「これで次こそ車中泊だ」と思っていた。
思っていたのだが、その後なぜか車中泊熱が少し下がってしまった。
熱しやすく冷めやすい。
昔からの特技である。
これが5月病というやつだろうか。
いや、もう6月である。
たぶん違う。
車中泊をしようと思っていた。
海のほうにも行こうと思っていた。
地酒も飲もうと思っていた。
思っていたことだけは、たくさんある。
その間、私は普通に生活していた。
仕事をして。
散歩をして。
子どもと話をして。
ごはんを食べて。
寝ていた。
人間としては正しい生活である。
ただ、車中泊はしていない。
気づけば季節は夏の手前まで来ていた。
庭で車中泊をしたあの日は、夜中の3時に寒さで目が覚めたのに、今では昼間に車へ乗り込むと少し暑い。
季節だけはちゃんと前へ進んでいる。
私を置いて。
そう考えると少し焦る。
せっかくマットレスも見つかった。
コップも決まった。
あとは行くだけなのである。
たぶん。
しかし経験上、「あとは行くだけ」が一番難しい。
人類は長い歴史の中で、いろいろなことを解決してきた。
だが、「今度やろう」を倒したという話はあまり聞かない。
そんなわけで、一ヶ月がたった。
まだちゃんとした車中泊はしていない。
だが、やめたわけではない。
たぶん近いうちに行くと思う。
たぶん、である。
最近の私は、その言葉をよく使う。
